
E.ライフサイクルコストを考えた建物の利点
「ライフサイクルコスト」とは、建物の設計から建物を建設したり、設備機器を取り付けるときにかかる費用である「イニシャルコスト」と建てた後にかかる費用である「ランニングコスト」、そして建物を廃棄するコストと、いうなれば建物の一生にかかる全費用でのことです。また、ライフサイクルCO2は、建物建設から廃棄までに発生するCO2の総排出量を示します。
イニシャルコストとランニングコストの割合は、約3:6.5といわれています。さらにランニングコストを細分するとエネルギー費、保全費、改修・更新費、具体的には、水道代や電気代、冷暖房にかかる光熱費用のほか、メンテナンスにかかる費用などです。この割合の数字でわかるようにランニングコストは思ったより大きな割合です。
特に光熱費、保守管理費で約30%の割合です。また修繕、改修費も25%にもなります。ライフサイクルコストを考えた建物は、このランニングコストを軽減するために建設時に配慮し設計、建設します。多少イニシャルコストが高くなっても、一般の建物よりも光熱費がかからなく、修繕のサイクルも長いライフサイクルを考えた建物はお客様に大きなメリットを与えてくれます。
ライフサイクルコストを考えた建物の利点24時間冷暖房換気システムの快適さと年間
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